肩こりで息苦しい!?原因と治療について

肩こりの症状には様々ありますが、自覚症状の一つに「息苦しい」というものがあります。 
肩こりで息苦しいとお問い合わせをいただいた方に説明している事なんですが、患者さんごとに原因も治療法も違いますので一度診てみないとわかりません。
プロの判断が必要なものを、診てもいないのに安易に答えるべきではないと思ってます。

肩こりについて解説すると、幅が広すぎて抽象的になってしまうので「症状→肩こり」の形で幾つか記事を書いてみようと思いました。
今回は「息苦しくなる肩こり」です。

なぜ肩こりで息苦しくなるのか

呼吸には色々な筋肉や関節が関係しています。

「肩こりと呼吸って関係あるの?」と思われるかもしれませんが、運動をして大量の酸素が必要になると肩で息をするようにかなり関係があります。

呼吸に関係する筋肉や関節は、主に下は横隔膜、横は肋骨で囲まれていますので、呼吸による圧力は上に抜けるしかありません。
しかし肩こりが酷い状態だと、鎖骨の上部にある僧帽筋という筋肉が硬直して胸の膨らみが抑えられてしまうので、呼吸の圧力が上に抜けず息苦しくなってしまう場合もあります。

この場合の治療は

  • 呼吸を妨げている筋肉への治療→肩こり(僧帽筋)への治療
  • 左右のバランスを整える治療→頚椎の調整
  • 呼吸しやすくする治療→肋骨の動きを付ける
  • 猫背など姿勢的に呼吸を妨げているものの治療→背部、腰部の治療

を総合的に行うと有効です。

鍼灸、カイロプラクティック手技、筋肉の調整など様々な治療を一回の治療で行える治療院をお勧めします。